ティピカコーヒー

コーヒーの原種に最も近い「ティピカ」の特徴と美味しさ

「ティピカ」という品種のコーヒー豆を聞いたことはありますか?

「ティピカ」の味における最大の特徴は、透明感がある酸味と優しい甘み、それと口に入れた時の滑らかさです。

コーヒー豆の原種として、美味しい「ティピカ」ですが、栽培の難しさと、品種としての弱さが、あまり市場には出回らない希少価値の高いコーヒー豆となっています。

コーヒーの原種に最も近い「ティピカ」の特徴と美味しさ

アラビカ種で最も古い基本品種(原種)のティピカは、香りがよく上品な酸味と甘味を持つ美味しいコーヒーですが、病気(サビ病)や病虫害に弱く、栽培を始めてから収穫できるまで4年ほどかかり、生産量は極端少ないです。

ティピカは、生産維持のためのコストもかかり、現在では市場への流通量が極めて少ない状態です。

その美味しさから、原種のティピカの品種改良によってその生産量を増やす努力がなされています。

その努力によって、美味しいコーヒーを飲めるようになっていますが、品種改良とは、他のコーヒーとの交配や突然変異等々で生まれていきます。

栽培が難しく維持費や生産費用がかかるティピカよりも、品種改良によって安定した生産が見込めるコーヒー豆の栽培が増えていくことは、コーヒー農家にとっては嬉しいことです。

ただし、そのことにより、原種のティピカの生産量が減ってきており、気象変動の影響もあり、原種のアラビカ種が絶滅危機でもあります。

その反面、希少になってしまった原種のティピカを高級品とし積極的に生産を取り組む農園も増えてきています。

希少価値の高いティピカは、香りもよく上品な酸味と甘味を持つ美味しいコーヒーとして、本来の香味を理解する上で最も大切な品種となってきています。

ラオス以外のティピカ生産国

ブラジルを除く中南米のコーヒーの起源となる品種となるティピカですが、17世紀半ばにオランダがイエメンから持ち出した苗木をもとに、ジャワ(1699)→アムステルダム植物園(1706)→パリ王立植物園(1714)を経て、1723年に仏領マルチニックへ移植されました。

ここからカリブ海、中米一帯にコーヒー栽培が広がりました。

細長い舟形をした大型の豆で、風味の上ではブルボンと並ぶ最優良品種ですが、ティピカは栽培効率が悪く、1970年ころから他品種への移行が進みましたが、近年、高級コーヒーの市場を睨んで、再びティピカにもどる農園も増えています。

高地産のものは香りが高く強いボディを有するコーヒーになり、酸味も強いが鈍重さはない、低地産になるとコクはなくなるが、酸味は柔らかく、豆は肉が薄くなるので焙煎もし易くなるという特徴があります。

ハイチ・ドミニカ、キューバなどカリブ海のコーヒーは典型的なティピカです。

ジャマイカのブルーマウンテンやハワイのコナコーヒーは、その中でも最高級品と言えるかもしれません。

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