バンコクの公共交通機関
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バンコクの公共交通機関
バンコクはタイの首都として大きく発展しており、2016年の時点で人口は1500万人を有する東南アジア屈指の大都市です。878.8
大都市がゆえの問題として、交通渋滞が深刻な問題となっています。
その問題を少しでも緩和すべくバンコクでは公共交通機関の整備に努めると共に従来からの交通手段も広く活用されています。
鉄道機関
バンコクはタイの首都として大きく発展しており、2016年の時点で人口は1500万人を有する東南アジア屈指の大都市です。
大都市がゆえの問題として、交通渋滞が深刻な問題となっています。
その問題を少しでも緩和すべく、鉄道線が蜘蛛の巣のように張り巡らせるような拡張工事が進められています。
BTS(Bangkok Skytrain)
バンコク・スカイトレイン、通称名BTSと呼ばれる、バンコクの高架鉄道システムのことです。
バンコク市内の主要地域を走行しいている高架式の鉄道です。
開業当時は、料金の高さから乗客の数が伸び悩ん時期がありましたが、現在では通勤ラッシュ時の混雑ぶりは日本のそれと変わらなくなるほどに利用客が増えており、現在では重要な交通機関のひとつになっています。
BTSで使われている列車は、清潔でエアコンが効いており快適に目的地まで移動をすることができます。
MRT(Mass Rapid Transit)
バンコク・メトロ、通称名MRTと呼ばれるバンコクの地下鉄ですが、地上を走行する路線もあります。
BTSと同じく、バンコク市内を走行する車による慢性的な渋滞と温室効果ガスの排出削減を目的に作られたバンコクでの重要な交通手段です。
タイ国有鉄道(State Railway of thailand)
タイ国有鉄道(State Railway of Thailand)は、西暦1951年(仏暦2494年)にタイ国有鉄道法に基づいて設立された100%政府出資の公団で、タイ王国運輸省の下位組織です。
英語圏のメディアやネット上で記載される場合には、英語のスペル「State Railway of Thailand」の頭文字をとって「SRT」という略称が使われることが多いです。
日本では英語の略称を使わず、一般に「タイ国有鉄道(タイ国鉄)」と表記されています。
総延長は、エアポート・レール・ラインを除いた4,041kmで、東南アジア最大規模の鉄道網になっており、昨今はこの鉄道網を利用しての近隣の国々との経済発展の担い手として、拡張工事が行われています。
観光客としてのタイ国鉄は馴染みの浅い交通手段ですが、地元の人達のとっては重要な交通手段になっています。
私達、観光客にとって、一番馴染みのあるタイ国鉄は、スワンナプーム国際空港駅とバンコク中心地まで、快適に移動できるエアポート・レール・リンク(ARL)です。
また、今までリゾート地への移動は、飛行機や車が主な移動手段だったのが、鉄道網の拡張工事に伴い、列車での移動についても新たな交通手段となることが期待されています。
最近では、飛行機によるタイ国内の移動が増えてきていますが、今でもタイ国内の移動に欠かせない移動方法のひとつです。
エアポート・レール・リンク(ARL)
エアポート・レール・リンク(ARL)は、スワンナプーム国際空港駅とバンコク中心地にあるパヤタイ駅(エアポート・レール・リンクの終点駅)まで、約30分で結ぶ、タイ国鉄が運営する高架鉄道です。
SRTダークレッドライン(Dark Red Line)とライトレッドライン(Light Red Line)
バンコク都市圏の人口は 740 万人(2020年現在)と多くの人々が住む巨大都市としてタイの中心地として機能していますが、人口が集中しており、そのことによって起こる無計画な土地開発、旧態依然とした交通手段によって、車による交通渋滞が深刻な問題になっています。
タイ政府は、それらを解消すべく、『都市鉄道マスタープラン(Mass Rapid Transit Master Plan in Bangkok)』)の一環として、タイ国有鉄道(SRT)の古くなったバンコク首都圏の鉄道網を近代的に刷新するために、ダークレッドライン(Dark Red Line)とライトレッドライン(Light Red Line)が計画され、通称レッドラインと呼ばれる鉄道網の建設が着工されました。
SRTレッドラインには、ダークレッドライン(Dark Red Line)とライトレッドライン(Light Red Line)の2路線があります。
ダークレッドライン(Dark Red Line)は、バンコクの中心部と、その北部にあるパトゥムターニー県を結ぶ鉄道路線で、バンスー(Bang Sue)~ランシット(Rangsit)間の約26km区間。
ライトレッドライン(Light Red Line)は、バンスー~タリンチャン(Taling Chan)間の約15km区間です。
ダークレッドライン(Dark Red Line)線の先行開業区間であるバーンスー – ランシット間の路盤工事はほぼ完了しており、あとは電気設備・信号設備工事の進捗が55%(2019年6月)とのことです。
開業は、2021年開通が予定されています。
車・オートバイ等を活用した交通機関
途上国での、人々の足として活用され重要な移動手段として発達してきている道路を基盤とした公共交通機関では、バス、タクシー、小型の乗り合いバスなどを利用した道路輸
送は重要な役割を与えられています。
現在のタイは、ASEAN諸国の中でも「先進国」とされていますが、まだ色々と課題が残っている状態です。
先に書いた鉄道網の整備もそのひとつですが、鉄道などインフラを整備にすには、莫大な費用が必要なことから、その進捗状況は時間のかかるものになってしまいます。
そこで、発達したのが官民共に、比較的簡単に参入できる道路を利用した車両等による交通移動手段でした。
路線バス
バンコク市内を走行しているバスの路線は全部で457路線もあり、網目模様のように各地域を走行している、重要な交通手段になっています。
観光客には、少しハードルが高い交通手段ですが、乗り方を覚えると、かなり便利になります。
長距離バス
ソンテウ・サムロー
ロットゥー(ワゴン車をミニバスのように運行している乗り合いバス)
タクシー
旅行者にとっては、色々と悪評の高いバンコクのタクシーですが、使い慣れると便利な移動手段のひとつになるタクシーです。
トゥクトゥク
三輪タクシーのトゥクトゥクです。
バンコクのトゥクトゥクと地方のトゥクトゥクでは、その利用方法が若干違っています。
料金は、乗る前に運転手さんとの交渉で決まります。地元の方達は、車のタクシー料金より安いお金で利用されていますが、観光客相手には高く請求することが多いです。
バンコクでは、観光業者からバックマージンをもらい、業者さんまで連れていく運転手さんもいますので、注意が必要ですが、小回りがききますので上手く利用することができればとても便利です。
バイクタクシー
これほど便利な交通手段はないと思いますが、危険との背中合わせの様なものであることも確かです。
バイクタクシーは、文字通りにバイクの後ろに乗って、2人乗りで移動する交通手段です。
2輪車ですので、運転手さんの運転ミスなどで、転倒することもありますし、車に追突されると命の保証がない状況に陥ることもありますが、それを差し引ても便利な交通手段です。
急いでいる時やタクシーに乗るほどではない距離を移動するには、最適な移動方法になります。
町中の主要な場所や駅の出入り口にバイクタクシーのベースがあります。
水上交通機関
日本では、あまり馴染みのない交通手段ですが、バンコク内には、多くの運河がありますので、大小様々な運河を利用して目的地付近に行くことができますので、タイの地元民にとっては、大切な交通手段になっています。
運河ボート(路線ボート)
運河ボートの乗り場は、町のいたるところにあり、一般市民の足代わりとなって活躍している交通手段です。
エクスプレス・ボート
バンコクのチャオプラヤー川で就航しているボートで、渋滞に巻き込まれることなく快適な移動ができます。
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