
タイ(バンコク)賃貸住宅
暮らしていくのに絶対に必要なものは、なんでしょうか?
もちろん、お金が一番大切ですが、やはり住むための拠点となる場所が必要です。
それは「家」です。
雨露をしのげて、自分の時間、自分のパーソナルスペースを確保でき、他人の目を気にすることなく快適に過ごせる場所が必要です。
暮らしていくのに、お金は大事ですが、「家」も絶対に必要なものです。
実際に、日本で暮らしていても、仕事から家に帰ってきた時の安堵感は疲れた体と心をほぐしてくれます。
戻れる場所(帰れる場所)すなわち「家」が必要です。
実際に、タイで賃貸物件を契約するにはどうしたらいいでしょうか?
Contents
タイのバンコク賃貸住宅
日本よりも広い間取りと安い家賃料
タイの賃貸住宅は日本の賃貸住宅よりも広くさらに賃貸料も安く借りることができます。
ただ、最近の傾向としては、日本の賃貸物件と広さも賃貸料もあまり変わらないようになってきているように思います。
家電や家具は備え付け
タイの賃貸物件では、家具や家電が既に備え付けてあるのが普通ですので、すぐに生活を始めることが可能です。
これが、日本の賃貸物件と大きい違いだと思います。日本のマンスリーマンションのような感じと思って下さい。
物件によって差はありますが、交渉(タイでは交渉が基本です)によって変更、追加が可能になっています。また、同じ集合住宅でもお部屋によって置かれている家具等が違う場合もありますので、立地条件が気に入っていて、他に空いているお部屋がある場合は見せてもらうのがいいでしょう。
台所がない賃貸物件もある
食事を外食ですますことがい多いタイでは、台所がないついていない場合があります。
自炊禁止の物件も多く見受けられ、自炊可能な物件でも電子レンジ等の調理器具がない場合もありますので、自前で購入する必要があったりレンタルできる場合もあります。
キッチンスペースがあり自炊可能な場合には、プロパンガスの設置が必要になり、契約時にオーナーまたは管理人にお願いすると設置してくれます。
共有施設が充実している
タイの賃貸物件には、フィットネスルームやプールさらには、サウナ、テニスコート、ゴルフ練習場、子供の遊び場等などが設けられている場合があります。
ただし、物件のクラスによって、共用施設の充実度は変わってきます。
ネツト環境が整っていることが多い
既にWi-Fiなどのネット環境が整っている賃貸物件が増えています。
タイでの賃貸物件の種類
コンドミニアム
コンドミニアム
タイのコンドミニアムは、日本的に言うと分譲マンションのようなものです。基本的に各お部屋をそれぞれ違うオーナーさんが所有していますので、同じ建物内でもお部屋内の内装や家具は違っており、家賃など条件も異なります。
オーナーさんは、ほとんどが個人ですので、個人契約は比較的簡単に出来ますが、法人契約になると税務処理手続きなどが生じるため、法人契約を嫌うオーナーさんもいます。
コンドミニアムの特徴
メリット
- オーナーさんの趣味によってお部屋の内装がお洒落になっている。
- 家具類の小さな用品もそろっていることが多いので、文字通りに直ぐに生活することが可能です。
- 共用施設(ファシリティ)などが充実していることが多いです。
- 水道代や電気代などの料金が、直接各会社から請求がくるので、アパートのようにプラスアルファーの料金を支払う必要がない。
- 駅から近くてお部屋も広い場合でもコンドミニアムは築年数から、格安なお部屋を見つけることができる。
デメリット
- 各お部屋はオーナー個人の所有物のために、不具合があった場合には、オーナーに直接連絡するか、不動産仲介業者へ1度連絡して、その不動産仲介業者がオーナーに連絡するので、解決まで時間がかかります。連絡がなかなか付かない場合があります。
- オーナーの人柄によって、生活の快適さが変わってくる場合が多く、厳しいオーナーの場合には、仲介業者もオーナーよりの行動しかしない場合があります。
- お部屋の賃貸料は、オーナーさんの銀行口座に振り込むことになりますので、税金関係で法人契約は断られる場合があります。
- お部屋の退去時に、高額な修理費を請求される場合があります。
コンドミニアムを借りる際の注意点
これは、コンドミニアムに限ったことではありませんが、私たち日本人の場合には不動産仲介業者を通すのが一般的です。
ただし、タイにある日系の不動産仲介業者さんの場合には、どうしても賃貸料が高額なコンドミニアムの取り扱いになってしまいます。
もし、可能ならばオーナーさんに会ってみるのもいいです。オーナーさんの人柄によってタイ生活での成否が決まると言っても過言ではありません。
アパート(APARTMENT)
アパートというと日本のようなアパートを想像しがちですが、タイのアパートは日本でいうところアパートとは少し趣が違っており、日本のマンションやコンドミニアムに近い存在です。
タイではコンドミニアムとアパートはどう違うのか?
それでは、コンドミニアムとどう違うのか?
日本人の感覚だと、アパートは格安賃貸物件、コンドミニアムは高額賃貸物件と考えてしまいがちですが、タイでは少し事情が違っています。
タイでは、コンドミニアムとアパートの違いはオーナーの所有形態が違っているだけです。
コンドミニアムは、各お部屋が別々のオーナーによって所有されていて、アパートは建物全体を一法人或いは一個人が全て所有する形になっているだけですので、格安コンドミニアムや反対に高級アパートもあります。
日本人や外国人が多く住む駅近くのアパートは写真のような大きく豪華な物件が多いです。
タイのアパートの特徴
メリット
- タイのアパートの特徴としては、建物全体を1人のオーナー或いは1法人が所有していますので、トラブルなどが起こった際に、迅速に対応してくれることが多いです。
- 常勤しているアパートのスタッフがいますので、料金はスタッフに支払えばいいので、住宅に関する公共料金の支払いが楽な面もあります。
デメリット
- 光熱費は、オーナーが利益を出すために正規の料金にプラスアルファを分を加えた料金を請求してきますので、一軒家やコンドミニアムよりも割高になっています。
- コンドミニアムと同じように家具等が既に置かれていますが、布団、毛布、キッチン用品などがない場合がありますので、買いそろえる必要があります。
アパートを借りる場合に必要なものは、パスポートと現金だけで大丈夫です。1ヶ月単位での契約可能物件もあります。
サービスアパートメント
上記アパートに清掃などのホテルサービスが不随している物件です。ホテルの一部をアパートとして提供してる場合もあります。サービス等の提供により賃貸料は高めになっています。
さらに、調理器具、寝具や洗濯機など全て揃っていますので、入居したその日から普段どおりの生活ができます。
24時間英語対応のフロントサービスが待機していますので、何かあった場合には迅速に対応してくれます。
電気、水道、インターネットなどの公共料金は家賃に含んでいる場合が多いです。
サービスアパートメントの特徴
サービスアパートメントの基本的な特徴としては、下記のようなことがあります。
- 物件によって違いがありますが必要に応じて、数日、1ヶ月、1年と借りることが出来る。
- 長期滞在の場合には、予めにデポジットの料金が必要になってきます。
- 家具、電化製品、キッチン及調理器具も完備されている。
- レストランが併設している場合もあるので、ご飯の用意などの手間が省ける。
- 洗濯は、各部屋にある洗濯機を使うかフロントへ出してして、洗濯してもらうことが可能。
- 光熱費が家賃に含まれていることが多い。
- ホテルよりもお部屋の広さが大きく、ホテルよりも料金が安く設定されている。
- アパート、コンドミニアムよりも入居、退去の手続きが楽である。
などで、単身者或いは中期滞在者にはとても使い勝手がいい賃貸物件になっています。
ホテルが経営してるサービスアパートメント
サービスアパートメント専用として運用している物件以外にも、ホテルの一部をサービスアパートメントとして営業している場合もあます。
ホテルの場合にはホテルのサービス(有料)も利用することが出来るようになっており、高級ホテルに住んでいる感覚で住めるようになっていますが、料金設定は高めになっています。
タイの代表的なホテルとしては、マリオットホテルなどが有名です。
ホテルの場合には、煩わしい手続きがなく、ホテルに宿泊するのと同じですので、ストレスなく生活していくことが出来ます。
料金的には割高になってしまいますが、ご飯などはホテルの宿泊客と同じサービス(有料)を利用することができますので、大変助かります。
一戸建て(タウンハウス、ツインハウス)
アパートとは違い、電気代、水道代などの公共料金が直接請求されますので、アパートより出費が少なめですが、各種支払いは自分で行う必要があります。
お部屋に不具合があった場合には、オーナーには連絡を入れて対応してもらう必要があります。
契約は、オーナーさんとの直接交渉になりますので、タイ語で交渉するか知り合いのタイ人を同行のうえ話し合いをする必要があります。
尚、タウンハウスや一戸建て等の土地付き住宅は日系の不動産会社ではほとんど紹介していません。
その理由は、メンテナンスやセキュリティ、立地条件などが日本人や外国人にとって不向きであり、現地のタイ人と多くのトラブルが発生してしまうからです。
外国人やタイ人の富裕層をターゲットにした一軒家の賃貸物件は、賃貸料等が高額に設定されいてます。
この場合にはムーバーンと呼ばれる住宅地に建てれれている一戸建てに限られています。
実際に不動産を通じてアパートやコンドミニアムを賃貸契約した場合の手続き
あくまでも、今回はバンコクでのちょい住みですので、実際にアパートやコンドミニアムを借りる訳ではありませが、実際に賃貸契約を結んで家を借りた場合の手続きを説明します。
タイでの賃貸物件探し
タイにある日系賃貸介業者さんを利用する
タイには、日系の不動産会社が沢山ありますので、そちらに問い合わせをするのがベストです。
でも、日系賃貸仲介業者さんは、どうしても高額な賃貸物件の取り扱いが支流になっています。
その理由は、業者さんが儲からないからです。
日本では、オーナーさんと借主さんの両方から手数料をもらうことも可能ですが、タイの場合にはオーナーさんからしかその手数料をもらうことができません。
安い賃貸物件の場合には、業者への手数料も少額になります。さらに、言葉が分からない日本人に代わり、貸業務以外の雑務が増え採算が合わない仕事内容になってしまいがちです。
さらに、タイでは外国人1人を雇用するためには、タイ人4人を雇用するように法律で定めれており、日本人のお客さん対象の賃貸業務でタイ人4人の雇用はどしても、金銭的に負担になってしまいます。
それらの理由から、タイにある日系の賃貸仲介業者さんが取り扱う賃貸物件はどうしても高額になってしまいます。
それでも、個人的な理由から、タイで賃貸物件を探す場合には、大きく分けて以下の理由から日系の賃貸仲介業者さんを利用する方がいいと思います。
- タイの不動産及び賃貸住宅に関して知識がなくても、無用なトラブルを回避できます。
- タイ語が出来なくても、賃貸仲介業者さんが日本人の感覚で、オーナーさん或いは管理事務所との賃貸交渉をしてくれる。
- 賃貸契約に関して、トラブルになった際に解決するように動いてくます。
- 希望額とお部屋の趣味を伝えておくと、希望のリストを作ってくれるので、時間や手間を省くことができます。
- 内覧を希望する際にも、事前にオーナーさんに連絡してくれるので、スムーズな内覧が可能になる。
以上の理由から、賃貸物件の賃貸料が高くなるようなことがあっても、無用なトラブルを避けて生活ができる方がいいと思います。
私は、日本語で応対してくれる安心感と無用なトラブルを避けるための料金と考えています。
ただし、不動産紹紹介業者さんが、家主さんよりの場合には、上記と正反対のことが起こる場合もあります。
タイにあるタイ系仲介業者さんを利用する
どうしても、格安の賃貸物件に住みたい場合には、日系の賃貸仲介業者さんではなく、タイ系の仲介業者さんを利用してみましょう。
ただし、タイでは日本のような賃貸仲介業者さんという概念がありませんので、その数は少ないです。
もし貴方にタイ人の友人がいた場合には、その友人と一緒に仲介業者さんへ行く方がいいでしょう。
メリット
タイ系の仲介業者さんを利用すると、取り扱っている物件の数がとても多いですので、色々なタイプのお部屋を見て回ることができます。
デメリット
- 格安の賃貸物件を取り扱っている賃貸仲介業者さんに日本語を話せる社員さんはほとんどいません。中には英語を話せる社員さんがいますが、稀です。
- タイ語のみの会話になってしまいますので、ある程度タイ語を話すことができるか、日本語を話せる知り合いのタイ人と一緒に行くのがいいでしょう。
- タイ人の仲介業者さんなので、日本人の感覚の沿った交渉をオーナーさんや管理事務所とはしてくれません。
- また、契約書もオーナーのタイ人寄りの契約書になっていることが多く、後々で面倒になる場合がありますので、注意が必要です。
自分の足で探す
安くていい物件を探す場合には、お気に入りの場所で実際に歩いて探すのがいいでしょう。現地を散策してみることによって町の感じなどを肌で感じ取ることができて、自分が思っていたのとは違う発見をするかもしれません。

タイでは、日系スーパーなどで置かれている情報誌に賃貸情報が掲載されています。
住んでみたい地域にあるスーパーなどで置いているフリーペーパーやスーパーなどの掲示板を小まめに見るのもいいでしょう。
タイでは不動産業者を通さずに、直接貸主と交渉することも可能なので、空き家が見つかった場合には直接交渉することが可能です。
ただし、タイ語か堪能で、タイでの生活が長くタイの分化やタイ人の気質が分かっている方に限ります。
素敵だなと思う物件を見つけたら、管理人(管理事務所)さんが必ずいますので、空きの部屋があるか聞いてみましょう。
ただし、ここで注意しないと駄目なのは管理事務所に空き家の確認をし、仮にあったとしても、コンドミニアムの場合には、管理事務所の者が、お部屋の内覧や契約に関して交渉はしません。
必ず、オーナーさんか管理している不動産会社へ連絡するように指示されます。
インターネットで探す
ネットでの検索の場合、どうしても数が少なく日本語表記のものがほとんどなく、英語表記のものも少なくほとんどがタイ語での説明になっています。
最近で、掲示板という形で、日本人オーナーの方が日本人相手に広告をだされている場合もありますので、そちらを見るのもいいかもしれません。
賃貸物件の入居までの流れ
お部屋の下見
気に入ったお部屋の見つけた場合には、早速お部屋の下見の予約を入れましょう。
日本人の貴が素晴らしいと思ったお部屋は、他の日本人にとってもいいいお部屋ですので、早めに予約を入れておいた方がいいでしょう。
仮契約をする
お部屋が気に入ったら、予約金(手付金)を支払って物件を予約します。
予約には、パスポートと予約金が必要になります。
予約金は、物件よって異なります。
相場としては、20,000B前後になり、最終的には予約金は本契約に必要な料金に繰りこまれます。
ただし、予約金を支払った後に契約をキャンセルした場合には、予約金は返還されませんので、注意が必要です。
本契約をする
入居希望日までに、本契約を結ぶことになり、契約書の作成を行います。
その際に、デボジット金として、家賃の2ヶ月分を支払うとともに、最初の月の家賃分を支払います。
ここでいうデポジットとは日本でいうところの敷金に該当すると考えて下さい。
退去時には補修費に当てがわれ、残りは返金されます。などの精算が終了した後に借り手に全額返却されます。デポジット額は、家賃の2ヶ月分と設定している賃貸物件が多いです。
入居
入居時には、出来るだけ立ち合いをしてくれる業者さんを見つける方がいいです。
お部屋に関する不備等がないかを一緒に確認してもらうのがベストだと思います。
タイの賃貸物件探しで気を付けること
業者さんの選び方での注意点
タイでは宅建協会や取引業法が存在しない為、誰でも不動産業ができてしまいます。
タイでは、だれでも不動産の斡旋業務をすることが可能です。その理由は日本のような宅建協会や国で定められた資格がなくてもできるからです。
そのことから、予約金を騙し盗ったり、家賃をオーナー支払わずに自分のものにしたりする悪徳業者もいます。
これは、現地のタイ人だけに限ったことではなく、現地に住んでいる日本人が日本人を狙って声を掛けてくることもありますので、タイでの不動産業者さん選びには細心の注意が必要です。
実際に物件を見て確認する
サイトなどで賃貸物件を検索した時に、掲載している写真をそのまま信用しないことです。古い写真をそのまま載せていることがありますので、実際に見て確認する必要があります。
水回りでは水圧やおトイレの流れ具合も必ず確認する必要があります。
また、お湯が出ない物件もあります。オーナーによっては、交渉次第(有料)でお湯を出すようにしてくれる場合もあります。
その他に、雨漏りや漏電の跡がないかを確かめましょう。
また、格安の賃貸物件の場合には、家具類が付いていない場合もありますので、必ず実際にお部屋の確認が必要です。
タイの格安賃貸物件について
タイでは、超格安の賃貸物件から超豪華な賃貸コンドミニアムまで千差万別あります。
とにかく安く、タイでの住宅費を抑えたいと思っている方も多いと思います。
タイ人の方達と同じ生活をするのであれば、それも可能です。
安い物件の場合には、日本人の感覚ではあまり想像できないような不具合が発生する場合もあります。
そのために、トラブルが起きた際に、自力で修理業者や公的機関に直接事情等を伝えることができるほどタイ語が堪能であることが必要です。
デポジット(敷金)
デポジットとは、日本でいうところの敷金になります。
一般的に、敷金は家賃の1~2ヶ月分、と最初の1ヶ月分の家賃が必要になってきます。この敷金は、お部屋を退去する際に清掃費等の分を差し引いかれ、よほど汚すか何かを壊さないかぎりそのまま返還されます。
賃貸住宅の家賃への税金は、家賃に含まれている場合がほとんどですが、確認する必要があります。礼金はありません。
また、基本的に賃貸の契約期間は1年契約ですが、日本と違い契約期間を満了せずに退去する場合は、このデポジットを全額没収というのがほとんどです。
尚、家を借りる前には必ず、キズなどの不具合分部があった場合には、写真撮影をしておいた方がいいです。
契約期間
日本の賃貸物件の契約期間は2年が基本です。最近では1年での更新期間も増えてきていますが、タイでは1年が普通です。1年未満での解約時は、敷金(デポジット)の返金を辞退することで解約が出来ます。
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