ラオスコーヒー

ラオスにはコーヒー作りに適した風土と土壌があります。

ラオスにはコーヒー作りに適した風土と土壌があります。

あまり知られていませんが、ラオスは豊かな自然と良好な火山灰の土壌、そして日中夜の寒暖差が大きいことから、コーヒー栽培に適している国です。

ラオスはコーヒー作りに最適な土地柄ですが、美味しいコーヒー作りには、どんな場所が適しているのでしょうか?

コーヒー作りに必要な条件

コーヒー作りには、土壌、温度差、降雨量、日照量の条件が全て好条件でそろって初めて美味しいコーヒーが作れます。

そのために、コーヒー作りの場所は、どうしても限られてきます。

一番よく知られているのが、コロンビアです。

コロンビアは、南北に縦断するアンデス山脈の麓には、緑豊かな丘陵地帯が広がり、コーヒー作りには最適な条件がそろった場所です。

それでは、コーヒー作りに最適な場所とは、どんな場所になるのでしょうか?

野菜や果物が甘く美味しくなる条件

植物は日中に、太陽光を浴びて、光合成で二酸化炭素と水を使ってにブドウ糖を作り出します。

作りだされた糖は、果実の中で特有の糖類に変換されます。

この糖は、水分状態、温度変化などにより、強く影響を受けて、その糖度が上がります。

夜間には、植物自身の呼吸で、生産したブドウ糖を消費して、水と二酸化炭素に分解されます。

呼吸は温度が高ければ盛んになり、低ければそれだけ消費量が少なくなります。

夜間に温度が低くなれば呼吸も低く、それだけ貯めこんだ糖の消費が少なくなる訳です。

ブドウ糖の蓄積量が大きい場合には、コーヒーはフルーティーに、トマトやその他の果実、お米、野菜は甘くなります。

果物・野菜の「朝取り」「朝もぎ」が好まれるのは気温の低い早朝の方がブドウ糖の消費が少なく多くのブドウ糖が作物に蓄積されているからです。

朝と夜の温度差が大きい

そのような温度差を利用するには、高い標高での場所が最適となります。

標高が高い高地などは、平均気温が20度前後となります。

登山される方なら分かると思いますますが、春先の晴れている時に登山をすると暑いぐらいですが、夜は急激に寒くなります。

高地での、この特徴である昼夜の寒暖差を利用します。

糖を作るための光合成は昼間だけです。

夜間には、植物自身の呼吸で、糖を消費しながら水と二酸化炭素に分解される訳ですが、呼吸は温度が高ければ盛んになり、低ければそれだけ消費量が少なくなり、昼間に作られた糖がそれでけ蓄積されていきますので、コーヒー自体の味に甘みが加わることになります。

夜間と日中の気温の差が大きければ大きいほど、ブドウ糖の蓄積量が最大になり生育中のコーヒー豆が硬く引き締まり、コーヒーの味そのものに凝縮されます。

高地では、日中と夜間の温度差が大きく変化しますので、寒暖の差の気温変化により、コーヒー豆には糖分の生成を促します。

生豆に含まれる糖分の一部はローストされる間に酸味となり、香り成分となり、糖分はコーヒーの酸味のもととなると同時に甘みも強くします。

コーヒーの味と標高の関係

これは、あくまでも一般的にコーヒー豆のことですが、栽培された標高が高くなるほど、酸味も強くなると言われています。

その代表的なコーヒーは、エチオピアで作られてコーヒーです。

標高が高いエチオピアで作られたのコーヒーは、酸味が強くなります。

逆に標高が低いと酸味よりも苦味が強調されたコーヒーになります。

栄養価が高く水はけのよい火山灰性の土壌

コーヒーに適した土壌は有機物が多く、ミネラル、保肥性、保水性、透水性に優れ、弱酸性の土壌が必要になってきます。

火山灰土壌はこの条件の多くを満たしており、標高の高いところの土壌は、火山灰を多く含みます。

火山灰は植物にとって根を伸ばしやすく、また保湿力に優れているので乾季でも植物に十分な栄養を与え続けることが出来ます。

また火山灰は硫黄を多く含んでおり、この硫黄は実を形成する段階でコーヒーの香りのもととなります。

降雨量

コーヒーの栽培には、一定の時期にまとまった雨と乾期が交互で訪れる気候条件が必要です。

降雨量は、年間1800mm~2500mmと2,000ミリ前後の降雨量が必要になり、成長期に雨が多く、収獲期に乾燥していることが大切です。

日照量

日照量は、適度の日当たりが必要になってきます。

コーヒー作りは、暑い国で栽培されているような感がありますが、日差しが強すぎると、コーヒーとしてのうま味がなくなってしまいますので、シェード(遮光)として、コーヒーの横に日影ができる程度の木を植えてコーヒー栽培をしています。

コーヒーは、温度は年平均20℃前後という過ごしやすいところを好みます。

コーヒーベルト

上記のような条件を満たしてくれる土地は、限られてきます。

そのような土地は、赤道直下の南北回帰線(緯25度、南緯25度)に囲まれたエリアになり、その部分のことを「コーヒーベルト」と呼ばれています。

気候が平地に比べて低めで、年平均気温15~25℃なために、寒暖の差が平地に比べて大きいことにより、コーヒー豆の香り、酸味がゆっくりと時間をかけて熟成されるからです。

コーヒー豆は香り、酸味、コクに勝っているのは、

降雨量は、少なくとも年間1,500mm程度必要とされ、収穫時期だけは好天に恵まれることが望ましく、雨季と乾季がはっきりしている気候がよいとされます。高度は、アラビカ種の場合500m~2500m程度が栽培適地とされ、カネフォラ種は0m~600m程度でも栽培できます。

ラオスで最高級品コーヒー豆「ティピカ」の生産

現在、ラオスは高品質のコーヒー豆を誇る世界屈指の国になろうとしています。

それは、大豆やコメ、トウモロコシなどの一般的な穀物を栽培するラオスの農家は著しく低い賃金のもとで働いていますが、コーヒー農家の所得はそれを上回る収入があります。

そのために、コーヒー産業はラオス経済の生命線であり、今後ラオスの貧困を自力で脱却するためにも主要な産業になっていく可能性があります。

ラオスの豊富な労働資源、土壌、適度の気候が高品質のアラビカ種ティピカの生産を可能としている。

 

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