タイの食文化について
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タイの外食文化
タイのバンコクでは、3食全てが外食ということも珍しくない外食文化があります。
家賃が安い賃貸住宅では、まずキッチンがついていない事が多いです。
そのために、食事は外食で済ますことが多く、バンコクは外食文化と言われるほどです。
家に台所がない理由として自炊すると方がお金がかかるという理由からです。
都市部では、夫婦共働きが多く、バスが通る道沿いやバス停付近には屋台が並んでいることが多く、仕事帰りに買って帰ります。
自炊する場合でも屋台で購入してきた食材を利用して家庭料理を作ることが多いです。
バンコクなどの都市部で、家できちんとした食事がとれるのは、富裕層や外国企業の駐在員だと思います。
下の表は、タイ国局統計局が発表したタイ国内での外食と家庭で作る料理の世帯における月間平均支出です。
内食:家庭で調理される食事
中食:調理済み食品を家庭内で食べる食事(日本的に言うと「お持ち帰り」のことです)
外食:屋台やお店などで食べる食事
単位:バーツ
全国平均 | バンコク | 中部・東部 | 北部 | 東北部 | 南部 | |
内食 | 3,056 | 2,993 | 2,922 | 2,724 | 3,081 | 3,751 |
中食 | 917 | 2,030 | 957 | 523 | 689 | 736 |
外食 | 1,248 | 2,895 | 1,325 | 699 | 782 | 1,220 |
調査結果の通り、バンコクや一部の地方都市では、中食や外食の合算合計額が内食を超えており、バンコクほどではありませんが屋台やお店での外食が多いです。
中食は、仕事帰りなどに屋台や飲食店、スーパーに立ち寄り、惣菜や弁当、クイティアオ(タイの麺類)を持ち帰るのが一般的です。
タイ北部、南部などの田舎では、やはり家庭料理が多いように思われますが、近年のタイでは経済の発展の伴い、その生活様式にも変化が現れてきています。
タイ各地で異なる料理の特徴
タイは、南北に細長い国で、地域ちいきによって食べ物の特色があります。
北部は、脂が多めですがマイルドな味の料理が多く、代表的な料理はポークカレーの「ゲーン・ハンレー」や丸いおぼんに小皿料理が並ならぶ「カントーク」、サイウア(ハーブソーセージ)などが代表的です。
北部の料理は、脂が多めながらマイルドな味付けが特徴
東北部の料理は、味が濃くて辛いのが特徴
東北部は、辛味と塩味が強い味付けになっています。ソムタム(青パパイヤのサラダ)やラープ(ひき肉サラダ)、ガイヤーン(鶏炭火焼き)は、もち米とともに食べることが多いです。
南部の料理は、豊富な魚介類を使った料理が特徴
海に囲まれた南部は、豊富な魚介類が特徴。生臭さを消すため、ターメリックなどのスパイスを使った辛い料理です。「ゲーン・タイプラー(魚の内臓を使ったカレー)」やピーナッツの入ったカレー「ゲーン・マサマン(スパイシーなイエローカレー)」「カーオ・ヤム(ライスサラダ)」などが代表的です。
タイ人は甘いもの好き
タイ料理と聞くと、辛い、スパイシーと連想されますが、タイ人は甘いのも大好きです。
タイのコンビニなどで売られているペットボトル入りのお茶は、「Green Tea」と書かれていますが、砂糖が入っていますので、分からずに飲んでしまうとかなりの衝撃を受けてしまいます。
これも、慣れてくると美味しく頂けるようになりますが、暑いタイならではの味覚感覚だと思いいます。
お店で出された無料の水は絶対に飲まない
これは、よく聞かれると思いますが、お値段がリーズナブルなお店で出されたお水は飲んではいけません。
知り合いのタイ人に注意を受けたのですが、タイ人でもお腹を壊すことがあるそうで、その人は予めにペットボトルのお水を持参するか、お店でミネラルウォーターを注文するそうです。
その時に氷の入ったコップを持ってきてくれるそうですが、その氷も危ないと教えてもらいました。
タイの食卓調味料 クルワンポン
タイの食堂などにはいるとよく見かける4点セットの調味料です。
クルワンポン調味料の種類は基本的に下の4点となります。
ナム・ソム・プリック(唐辛子入りの酢)・・・さっぱりさせたい時に。
ナンプラー(魚醤)・・・少し塩辛さをたす時に。
ナムターン(砂糖)・・・甘くしたい時に。
プリック・ポン(粉唐辛子)・・・辛くしたい時に。
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