プーケット

タイの新たな不動産投資エリアは? それはプーケット?

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タイの新たな不動産投資エリアは? それはプーケット?

タイの不動産投資について書いています。

パタヤとは違う発展を見せたプーケット

プーケットとパタヤは同じくビーチリゾートとして人気の高い観光地です。

同じタイ国内にありながら、それぞれ独自のビーチリゾート地として発展してきたリゾート地です。

プーケットは、日本ではあまり情報が入ってこない不動産投資地先エリアでしたが、不動産投資先としても静かに世界屈指のリゾート地へと発展してきているのが、プーケットです。

プーケットとパタヤの観光地としてのそれぞれの特徴

どちらにも綺麗なビーチやリゾートがあり、多くのウォータースポーツやアクティビティが観光客を楽しませてくれて、また活気あるナイトライフを提供してくれています。

リゾートシティーのパタヤ

パタヤは、タイ湾の東海岸に位置するリゾート地であり沿岸都市としての側面を持っています。

ベトナム戦争時の保養地パタヤそんなパタヤは、元々小さな漁村でしたが、ベトナム戦争時にアメリカ軍が、隣のラヨーン県にあったアメリカ軍空軍基地・ウータパオを利用して、ベトナムからの軍人や軍属用に米軍保養地として利用し始めたためにビーチの開発が始まり、ゴー・ゴー・バーなどの性風俗産業が発達しました。

ベトナム戦争後は、アメリカ軍が去りパタヤは不況に見舞われましたが、その後、特にヨーロッパからの観光客が増え始め観光産業は息を吹き返したが、近年はヨーロッパでの経済低迷から、ヨーロッパからの観光客が激減しましたが、最近はまた盛り返しています。

パタヤの物価が比較的安いことから長期滞在(沈没的な意味合い)にも適しています。

パタヤには国際空港がありませんが、バンコクから車で約2時間ほどで行けいるリゾート地なので、非常に混雑している感はあります。

多種多様な楽しさがある観光地パタヤ

決して、ナイトライフがメインではありませんが、パタヤという町の成り立ちから、どうしてもナイトライフが主力のひとつであることは否めないのも事実です。

ベトナム戦争中のアメリカ軍の保養地としての役割を果たしてきたパタヤだったことから、夜のエンターテイメントもアメリカ人が好むものが多く、ゴーゴーバーやポールダンスなどがそれを象徴しています。

それでも、家族連れやカップルにとっても楽しめるリゾート地であることには変わりがなく、ヨーロッパからの長期バカンスの旅行者が多く訪れすリゾート地です。

スキューバダイビング、パラモーター、パラセーリング、スカイダイビング、バンジージャンプトレッキング&ハイキングに、刺激的なアクティビティーが数多くあり、それらを楽しむ観光客が多く訪れています。

数年前には、減少したと指摘されていたヨーロッパからの観光客も、近年は確実に増加しているリゾートシティーのパタヤです。

ソース:LOVE PATTAYA

多種多様な楽し方がある大らかな観光地パタヤ。

それらが多くの観光客を引き付けています。

アイランドライフのプーケット

プーケットはタイ南部の最大の島で、家族連れや高齢者などの旅行者に親しみやすいリゾート地です。

プーケットには独自の国際空港があり、外国からアクセスしやすい環境にあります。

パタヤとは違い、急速な商業的なリゾート化がされていない分、メインのビーチも比較的のんびりとしており、海の水は、温かくとても澄んでいます。

ハネムーンや家族旅行など、のんびりした旅行に適しているのがプーケットです。

特に、小さなお子様連れのご家族には、ゴーカート、ゾービング、ウェイクボード、ミニゴルフを楽しむことができます。

カップルやハネムーナーは、カップルのスパトリートメントを楽しんだり、パンガーの手付かずの湾でカヌーを楽しんだり、魅惑的なピピ島を探索したり、人けのないビーチで散歩や食事をしたり、サンセットクルージングを楽しんだりできます。

ただし、プーケットでは物価が比較的高めなことから、長期滞在に関しては、経済的余裕が必要になってきます。

2019年から2020年にかけてのプーケットの現状

裕福層が多く住むプーケット

プーケットでは、インターナショナルスクールが充実しており、欧米式のレベルの高い教育を受けることができる施設が多く点在しています。

その他、5つのチャンピオンシップゴルフコース、4つのヨットマリーナ、大型ショッピングモールもあることから、ヨーロッパやアメリカの富裕層が多く住んでいます。

プーケットは、バンコク以外のタイのどの州よりも一人当たりの収入が2番目に高い地域です。

少し古い資料になりますが、2016年1月14日にプーケットガゼット(週間で発行されている英語新聞)にて、国家経済社会開発委員会(NESDB)がまとめたデータで、プーケットは、タイの77州の中で最も豊かであると紹介されました。

「Human Achievement Index(HAI)2015」という見出しのNESDBリストは、プーケットの人々の収入が最も高いだけでなく、他の地域と比較して貧困率が比較的低いことを示しています。

プーケットに続き、最も豊かな州のリストには、サムットサコーン、バンコク、ノンタブリ、チョンブリがありました。

この島は、総合的な健康、教育、雇用、収入、コミュニケーションの総合指数で2位にランクされました。

因みに、トップクラスの州はノンタブリーでした。

さらに発展していくプーケット

プーケット国際空港の拡張など、多数のインフラプロジェクトも計画中です。

特に注目すべきは、ザ・モール・グループが、プーケットのカトゥー地区で150ライのメガプロジェクトを開発するために200億バーツの投資を行っています。

そのプロジェクトは、「ブルーパールプロジェクト(Blu Pearl Project)」と呼ばれていいる一大プロジェクトです。

「プーケットのブルーパールプロジェクトには、ショッピングモール、ホテル、マンション、オフィスビル、世界規模のテーマパークも含まれます。」とモールグループの副会長であるSupaluck Umpujh氏は述べています。

また、同氏は「プーケット島はタイ南部のアンダマン海に面するタイ最大の島です。エメラルド色の海と真っ白な砂浜の美しさから「アンダマン海の真珠」とたとえられていますが、パーム・アイランドがドバイにあるのと同じように、ブルーパールはアジアでの世界クラスのショッピングエリア及びエンターテイメントリゾートになるでしょう。」と述べています。

(ソース:MGR ONLINE

プーケットへ行かれた方なら感じてもらえると思いますが、プーケットにおけるインフラサービスは目に見張るものがあります。

流通の要となる道路の整備も整っており、移動に関してもストレスをあまり感じることがありません。

ただし、プーケットも大都市につきものの、郊外の住宅地からプーケット市内の中心地への通勤、帰宅ラッシュは日本と変わらない様相を呈しています。

プーケットには、毎年300万人以上の訪問者が訪れ、過去20年間、島の経済を豊かにしている観光業で多くの収益を上げているプーケットならではの光景になっています。

ライトレール(LRT)の建設予定

プーケットのライトレール(LRT)タイの高速道路交通局(MRTA)は、プーケット国際空港から市内(チャロン交差点)への移動をスムーズにするために、トンネルと高架区間を含めた、41.7キロメートルのルート建設を予定しています。

「ライトレール」の稼働により、近年問題になってきている慢性的な交通渋滞の緩和に役立つと考えらています。

2021年末に工事開始を予定しており、2025年末には運行を開始し、初乗り運賃は14バーツから始まり、目的駅の数に応じて1バーツずつ加算されていくようです。

 

下の動画は、「ライトレール」の概要説明動画です。

(ソース:タイの高速道路交通局(MRTA))

ライトレール (Light rail) とは、北米の「輸送力が軽量級な」都市旅客鉄道を指す。北米で公共交通機関の意である「トランジット」を付記し、ライトレールトランジット (Light rail transit, LRT) とも呼ばれる。和訳として「軽量軌道交通」がある。また、ライトレールの車両 (vehicle) はライトレール車両 (Light rail vehicle, LRV) とも呼ばれています。

(出所:wikipedia 『ライトレール』)

増加している観光客

プーケットでは、過去10年間で毎年8%以上の観光客が増加しており、タイで最も訪問された場所の1つとなっています。

タイ観光省のデータによると、2018年には1400万人以上の観光客がプーケットを訪れました。

2018年の7月には、48人の観光客が亡くなった痛ましい事故が発生したにもかかわらず、プーケットの観光産業は昨年よりも6%以上拡大しています。

また、観光客の質も若干、違いがあります。

タイ国内での高級リゾートをネット検索すると、プーケット或いはプーケット周辺に点在する島の高級リゾートホテルが表示されます。

プーケットの白い砂浜、透き通った海、そして海岸にある30以上の小さな島々は、裕福な観光客を魅了しています。

プーケットが抱える問題
交通網等のインフラ問題

毎年、増えていく観光客により、より多くの経済効果がを得ているプーケットですが、プーケットにもたらしている恩恵がプーケットに新たな問題を生み出しています。

観光客数が増えることにより、道路、鉄道、上下水道、電気、電話網、通信網などのインフラ整備が追いつけていのも事実です。

先に、プーケットでの交通に関するインフラ事業が拡大されていると紹介しましたが、観光客数の増加により、道路整備が追いつけていない実情があります。

ゴミ問題

また、プーケットでは慢性的な水不足気味で、プーケットの処理能力以上の観光産業等で出た廃棄物の量が多く、ごみの量は毎年増加しています。

廃棄物は、毎日約950トン出ており、その量は毎年7%ずつ増加しています。

プーケットでは、主にに焼却と埋め立てでそのごみの処理を行っていますが、毎日収集される約900トンの廃棄物は、私営の焼却炉で処理されており、残りの50トンのゴミは埋立地に行きます。

これは3階建ての建物に匹敵しており、そこから出る悪臭が問題になってきています。

これらの状況をどう打開するかによって、プーケットの今後の発展に明暗が分かれていくと思われています。

(ソース:Phuket already bursting at the seams but more tourists on the way

バンコクとも違う発展を見せる不動産市場

プーケットの不動産市場とタイ(バンコク)全体の市場も若干違っています。

タイの総人口6,981万人(2017年のタイ国勢調査結果)の約4分の1である1,600万人が住んでいるバンコク は、タイの他の地域よりも人口が集中していることから、不動産市場は、活発に動く傾向にあります。

今現在、タイでは過去10年間の強い経済効果によって、需要の予測が楽観的になり、不動産の過剰建設が発生しており、バンコクでの売れ残りマンションはバンコクでの不動産市場では一般的なりつつあります。

それでも立地条件等の好条件物件に関しては、これにあてはまらないようですが、とても高額物件となっています。

タイの他の地域でも同じような状況になっており、バンコクの不動産市場の変動に追従する形になっています。

この傾向は、観光客の多いプーケットでも、バンコク と同じようになる可能性も考えられますが、観光客の大半である外国人には休暇を取るためのエリアとして島として紹介されていることから、観光客への宿泊施設の提供及び短期、長期における居住エリアの斡旋等の理由から少し違う発展の様相を呈しています。

 

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